精密機器輸送では、万全に梱包を行い、可能な限り振動輸を抑えて輸送をしてくれますので、精密機器が故障するようなことはまずありません。しかし偶発的な天災や事故、火事などに見舞われ、精密機器が破損してしまうことも考えられます。また慣れているスタッフでもついミスをしてしまい、精密機器にキズを付けてしまったり、壊してしまう可能性も考えられるでしょう。絶対に100パーセント何も無いとは言い切れないのです。さて、このような場合、精密機器を失った分の損害は保証してもらえるのでしょうか。

精密機器輸送サービスを利用する際、ほとんどの場合保険が付いています。精密機器輸送の料金の中に含まれている場合もありますし、後で任意の保険に加入することもあります。大体の場合は、最初から保険に加入していることが多いでしょう。保険に加入していれば、万が一精密機器が破損することがあっても、その分を保険の範囲内で補償してもらえます。補償の範囲は精密機器輸送の業者により違いがありますが、1000万円から3000万円くらいとなっていますので、高額の精密機器が事故で破損してしまった場合でも安心です。

しかし、万が一補償の範囲内で破損した精密機器の補填ができない場合、精密機器輸送会社で加入している保険の他に、自分で保険に加入することになります。通常では破損するようなことは考えられませんが、万が一のお守りのようなものだと思ってください。