2013.05.13

精密機器輸送の注意点:予定外の出費

最近よく耳にする言葉に運送業者の『チャーター料金制』があります。一見、安価で便利なようですが、全ての輸送にあてはまるわけではありません。運搬する品物が小さく、軽く、数量も少なく、輸送距離も短ければ、チャーター料金制のほうが経済的かもしれませんが、精密機器輸送の場合は逆に割高、もっと言えば、予定外の出費になりかねません。
それはチャーター料金制が、作業時間・距離・作業員の人数・車両費などをこと細かく設定した上で、順に加算する仕組みとなっている場合がほとんどだからです。ご存知の通り精密機器輸送は、他の運搬と異なり、梱包や移動、設置に膨大な時間がかかりますから、このシステムではかなりのコスト高になることが予想されるのです。

また、パソコンの入れ替え時に生じる旧パソコンの処分やその他大量に発生する不要品処分対策は常に問題になります。リサイクルの観点からも企業の不要品処分に対する姿勢が問われる昨今、安心して廃棄処分を任せられる業者のニーズは高まるばかりですが、ここで注意したいのが産業廃棄処分サービスを謳いながら、産廃業者と提携している場合と自社内に廃棄センター等を抱えている場合です。当然、自社内に施設を有する業者のほうが安価で安心なのは言うまでもありません。

見積書をよく見ればわかることですが、小さな文字には要注意です。特に※印がついた小文字こそしっかりと把握する必要があります。もし、『不要品処分は別途請求』という文言があれば、担当者に確認しましょう。
見積もり段階なので、細かい点に注意し予定外の出費を無くしていくように心がけましょう。

CATEGORY

ARCHIVE