2013.05.15

精密機器輸送の注意点:搬入元に痕が残った

精密機器輸送を依頼する際には、様々なトラブルを回避する為にも専門の業者を利用することをおすすめします。
運ぶ対象が精密機器なので、ちょっとした接触や衝撃でも機器が破損し多大な損害を被ってしまうことがある為、一般輸送では難しいからです。
精密機器輸送業者に依頼すると、現地調査を行い安全に搬入・搬出する為の計画を立案します。この計画の際に養生を行う箇所などの詳細も決められます。養生は機器または搬入・搬出元を傷つけない為にも入念に行わなければなりません。通路の床や壁、エレベーター、玄関の段差などの搬出・搬入経路に養生を行います。さらに壁の角などの接触しやすい箇所には厚いクッション材をあてるなど、万全の体制で搬出・搬入を行っていきます。
このように精密機器輸送業者は、トラブルが発生しないよう念を入れて輸送作業を行いますが、万が一ということもあります。例えば、「搬入元に機器をぶつけてしまい痕が残ってしまった」「機器を落とし、破損してしまった」などということです。
このような場合も想定して、依頼主側でも作業の立会いをすることをおすすめします。キズ痕が残ってしまった場合など、それが作業によるものなのか、元々のキズなのかはっきりさせる必要があるからです。
もしも業者側の作業による過失の場合は、補償制度がありますので、修繕する費用をまかなうことができます。搬入時のキズなのか元々あったキズなのかは、後々のトラブルにもなりますので搬入日のうちにはっきりさせておきましょう。

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