2013.06.11

精密機器輸送の豆知識:結露が精密機器に与える影響!

精密機器輸送をするときには結露にも注意が必要です。この結露は精密機器にとっては悪影響が非常に大きいと言えるでしょう。水分が発生するわけですから、水に弱いものはすべて使えなくなって危険性があります。例えば、電子部品がこれに当たります。多くの電子部品は水に弱い構造をしています。
最近では多くの機器に電子部品が用いられています。家電製品などにも用いられていますし、その他の機器の内部にも用いられていることが多くなっています。このような電子部品が結露の影響で水がついてしまうと正常に作用しなくなります。一時的に使えなくなるだけではなく、水分が乾燥して乾いたとしても二度と使えなくなることが多いのです。
また、金属やその他の物質にも水に弱いものがあります。少量の水滴がついただけで物質の変色や変質を起こしてしまったり、あるいは作用を失ってしまったりすることもあります。このような物質を運ぶときにも一般的な輸送では不可能で、精密機器輸送が用いられる事が多くなります。
このように結露による水滴は様々な影響を与えますから、極力防ぐことが必要となってきます。では、どのように防ぐのかというと、基本は温度管理と湿度管理です。暖かくしめった風に冷たいものが触れることによって結露は生じますから、精密機器輸送をするときには、運ぶ対象物を冷やしすぎないようにし、運送する間は除湿を行います。このようにすることで、精密機器輸送を行っているときに結露が発生する事を回避することが大切です。

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