精密機器輸送を一般配送業者に依頼するメリット・デメリット
精密機器輸送を依頼する際に専門業者ではなく一般配送業者に依頼するという方もいらっしゃいます。
では、一般配送業者に依頼するメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
メリットとしては、輸送費が比較的格安ということが上げられます。
専門業者の場合、輸送に伴う調査や計画などが綿密になり一般配送と比べるとどうしても費用がかかる為、一般輸送よりも料金がかかります。また、専門業者の場合は土日祝日の作業を割増にしているところが多いので高額になりがちです。
その点、一般配送は割増価格にならない場合が多く、比較すると安価となります。その為、価格面のみを重視すれば一般配送にメリットがあります。
デメリットとしては、専門業者よりも経験が少ない・知識が乏しい・調査を行わない場合がある・保証がない場合がある・トラックがエアサスではないなど様々あります。精密機器の為、振動や衝撃に弱く、一般配送で輸送した場合に壊れてしまう可能性が高くなります。一般配送では価格に見合ったリスクがある為、破損した場合の想定を入念に立てておくとよいでしょう。高額になる機器の場合は、事前に保険をかけておくか、一般業者の保証内容をしっかりと把握することをおすすめします。
また、一般配送業者のトラックは専門業者のようにエアサストラックではなく、通常のリーフサスペンションの場合がほとんどです。エアサスと比べると輸送物に加わる振動は大きいので、振動に弱い機器の配送には細心の注意を払いましょう。
このように一般配送業者に精密機器輸送を依頼する場合にはメリットもデメリットもありますので、先々まで考えて依頼するとよいでしょう。