精密機器輸送の工事管理表の種類と特徴
精密機器輸送においては、下見や現地調査を行う工程があります。
それらをもとに業務の内容が決まると、工事管理表が作成されます。
これには種類があり、作業内容によって、「計画書」「工程表」「車輌配置図」などの名称があります。
まず、精密機器輸送の手順が記されている書類が、「作業計画書」とよばれるものです。
計画書には、輸送の概要、手順、使用重機など、基本的な項目についての記載があります。
大型の機器が多い精密機器であれば、ユニットや周辺機器それぞれの寸法や重量一覧が提示されています。
また、大量のパーツがある場合は、物量計算表などの一覧が添付されることがあります。
輸送工程について問い合わせを行う緊急時の連絡先一覧も表示されています。
優秀な業者であればあるほど丁寧で詳しい説明が書かれているので、業者選びの際のひとつのポイントとしても良いでしょう。
そして、大量の機器を運ぶ際に役に立つのが「移転工程表」とよばれるものです。
機器の数や種類などが明確に書かれており、わかりやすいものです。
工程表の作成には、業務の担当を明確にすることで、責任の所在を明らかにしてトラブルを回避することが目的としてあります。
車輌配置図は、精密機器輸送の際の、車輌の停車位置や経路の配置を記載するものです。
輸送では搬入ルートに関連するトラブルが多いので、配置図を利用することでこれらのトラブルを防ぐことができます。
以上の工事管理表を活用すると、よりスムーズに業務ができることでしょう。