2013.04.22

精密機器輸送の見積書について

精密機械といえば計量器、測定器などが以前は一般的でした。現在では、医療機器、カメラ、検査機器、光学機器、理化学機器、各種計測機器、OA機器、パソコン・サーバーなど様々な機器があります。いずれも繊細で、振動や衝撃に弱いことが精密機器の特徴です。

このような製品の輸送は非常に神経を使うものですから、製造メーカーと発注メーカーの双方から繊細な精密機器輸送を安心して依頼できる業者のニーズが高まりました。やがて精密機器輸送だけを専門にする輸送業者が特化するようになったのは自然の流れかもしれません。一口に精密機器輸送といってもA地点からB地点に移動させるだけの単純なものではありません。梱包に始まり、養生、管理等々を含め、専門技術がものをいいます。

では、たくさんある輸送業者から信頼できる会社を選ぶ基準は何があるのでしょうか。その一つに見積書があります。これにあらゆる費用が示されるわけですが、業者は、電話で話を聞くだけで見積書を作成するわけではありません。下見、現地調査をした後、工事管理表を提出します。この工事管理表の中には、作業計画・移設工程・車両配置までが詳細に記載されます。

このような過程の後、いよいよ見積書が出来上がるわけですが、じっくり吟味し、適切な費用設定になっているかを隅々まで調べましょう。この際、気を付けたいのが隠れたコストです。特別養生、関連工事などが小文字で別途費用と書かれていませんか。面倒でも業者任せにせず、疑問に思ったことはその都度質問しましょう。小さなやりとりで後々のトラブルを防ぐ事ができます。大切な精密機器なので、業者と連絡を取り合い、輸送時の不安は早めに無くしていくことをおすすめします。

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