2019.10.01

目的別に見る精密機器輸送!半導体編:低温輸送のススメ!

精密機器輸送業者は、特殊な方法を用いてさまざまな物を輸送します。 精密機器には気をつけなければいけない点が多いからです。
精密機器輸送業者が運ぶ機器の1つに「半導体」という機器があります。

ではまず、半導体についてお伝えします。
電気をよく通す物質を「導体」と呼びます。電気を通さない物質を「絶縁体」と呼びます。
これら二つの中間的な性質を持つ物質を「半導体」と呼びます。中間的な位置づけなので「半」という文字がついています。
この性質により、半導体は低温状態では絶縁体に近くなり、高温状態になるほど伝導性が増し導体となります。

では、この性質を持つ半導体を輸送する場合、どこに注意すればよいのでしょうか。
精密機器なので湿気や振動はもちろんですが、「低温にしておく」必要もあります。
半導体は、基本的に熱に弱いのです。
高温状態になるほど伝導性が増しますが、温度が上がりすぎると熱暴走が起きてしまうからです。そのため、低温輸送が最適ですから、温度調整できる「エアサス空調車両」などで輸送します。
温度調整できるので、結露や湿気も防ぎます。そしてエアサス車は「エアーサスペンション」という振動軽減の設計がされているので、振動も抑えます。

半導体のように扱いが難しい機器も、精密機器輸送業者なら安全に輸送できます。
デリケートな精密機器は、自分で運ばない方が懸命です。
輸送方法やトラックはいくつも種類があるので、機器を運ぶ際は精密機器輸送業者と相談してみましょう。

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