2019.11.06

精密機器輸送、特に光学機器の輸送について

日本には、精密機器の開発や製造において、世界的に見ても高度な技術を持つ企業や機関がたくさんあります。しかし、せっかくの技術力も、現場で使われなければ意味がありません。精密機器は慎重な取り扱いを要するものが多く、注意を怠ると高額な精密機器が壊れて使用できなくなる恐れもあります。その為、精密機器輸送には最新の注意が必要です。
特に、光学機器の輸送には慎重を期す必要があります。ここでの光学機器とは、光の性質を利用した機器のことで、研究室などで使われる顕微鏡や、医療用のファイバースコープなどがあります。このような光学機器は、レンズやミラー、プリズムなどで構成され、それらが精密に調整されて一つの光学機器として働くようになっています。このような繊細な機器を輸送する時に、部品を傷つけたり、部品の位置が変わったりすると、それだけで従来の性能を引き出せなくなってしまうこともありえます。このような事態は精密機器輸送業者のみならず、光学機器メーカーの信用にも関わることなので、いかに精密機器輸送が重要かが分かります。
光学機器のような精密機器を取り扱う際には、衝撃や振動を極力与えないよう、細心の注意をもって搬出・搬入を行うことが重要です。特に、レンズやミラーなど、重要な部品の破損は避けなくてはなりません。
その為に、事前に現地調査や経路となる道路の確認、搬入口や搬出口の確認など下調べを怠らないようにし綿密な計画のもと運送することが大切です。

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