2013.04.17

精密機器輸送の現地調査について

精密機器輸送を依頼する際は、まず輸送業者に電話し、製品の重量、サイズ、搬入日時と場所などの情報を伝えます。依頼を受けた輸送業者は、場合により担当者を現地に派遣して下見と現地調査をします。下見は作業工程をスムーズに進める為にとても大切なことの一つです。衝撃に弱く、繊細で高価な精密機器輸送ですから、様々な面を考慮する判断材料になります。

では、どのようなことを担当者は調査をするのでしょうか。一般に下見で調査する事柄は、機器の重さ、サイズ、数量、作業を行う場所の確認です。その後、担当者は精密機器輸送を具体的に行う手順を決めます。例えば、輸送する車両の選択、安全かつ最短なルート選択、使用する重機の選択、梱包方法、時間配分、作業員の数と配置などを作業計画書にまとめます。

この作業計画書が丁寧かつ綿密に記載されているかどうかも業者の選定の判断材料の一つになります。業者のいままで培ってきた経験も考慮された輸送計画であれば、実績があるためさらに安心できるかもしれません。

このような作業工程は、大型の精密機器輸送になればなるほど大切になります。目的は、いかに製造された時と変わらぬ状態で届けられるかです。途中の階段やエレベーター以外にもちょっとした段差にも注意し、搬入経路を決める必要があります。また、大型の輸送トラックの場合は、駐車場所にも配慮しなければなりません。このように輸送作業は、様々な事柄に目を配る必要があるのです。

したがって、現地調査の際に具体的な事柄を提案でき、丁寧な作業計画書を作成できる経験豊かな業者を選ぶことが結果的には失敗しない輸送につながる近道だといえるのではないでしょうか。

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