2013.06.26

精密機器輸送の豆知識:精密機器輸送に使われるトラックの種類

精密機器輸送では、壊れやすい物のため、振動・衝撃、湿気、など気を使う点が複数あります。
現在、精密機器輸送では特殊なトラックが使われ、これを「エアサス車」といいます。エアサスとは、「エアーサスペンション」の略です。トラックがいつも水平に保てるように、荷台の車高をセンサーが探知してくれたり、など衝撃をおさえたり、荷崩れを軽減する仕組みがなされたサスペンションです。

そしてエアーサスペンションが搭載されてるトラックにもいくつか種類があります。 下記にいくつかを挙げてみます。

1.標準温調エアサストレーラー
標準な温調エアサス車。湿気を嫌う絵画などの輸送にも適切。

2.大型温調エアサスパワーゲートウイング車
超精密機器、絵画、電子部品、など、多彩な使い方が可能。

3.空調付エアサスワイドトレーラー
大型製品を難なく積み込めるコンテナを牽引。 設定温度から0.3度以内を保持、また湿度は40%以下を保持。 船内電源が使用可能な空調システム搭載。 車両位置を把握できる車両稼動システム。

4.大型平ボデーエアサス車
床全体が移動する仕組みになりっており、精密機器の木箱に対処が可能。

「精密機器輸送」という言葉の意味はわかるけど、一般的には耳なじみがなく、業者に丸投げしてしまう方もいるかもしれません。しかし、どのトラックを使用して輸送するかは重要なことです。何を・どれだけ・どのくらい・いつまでに運ぶのかなどを運送業者と相談して適したトラックを選択するようにしましょう。

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