2013.05.29

精密機器輸送トラックの特徴:パワーゲート・テールゲートリフター

精密機器輸送においては、もし利用する機会があるのであれば、いろいろな知識があったほうが良いでしょう。
用語を知っておくことで、スムーズに業務を行える場合もあるからです。

精密機器輸送に使用する機械のひとつに、パワーゲート・テールゲートリフター(Power Gate・Tail Gate Lifter)とよばれるものがあります。
精密機器輸送の際に使われるトラックの車両後部に装着する昇降機、つまりエレベーターのことです。
1964年に極東開発工業が商品化し、新明和工業との2社だけで日本国内のシェアのほとんどを占めています。
ちなみに「パワーゲート」は極東開発工業の商標ですが、普通名称化して一般的に使われています。
別名をテールゲート昇降装置、テールリフト(Tail Lift)とも呼ばれています。
使われる車種は幅広く、大型トラック、軽トラック、ピックアップトラックなどに採用されています。

パワーゲート・テールゲートリフターを利用することで、大型の機器などの積載や、荷物を降ろすときの手間を省き、作業時間を短縮することができます。
また、クレーン付きの車輌もあり、使用されることがあります。

パワーゲート・テールゲートリフターの設備には、精密機器に損害を与えないような工夫をしたものがあります。
外気との温度差による結露を防ぐために、クーラーや換気扇の機能が備わっているものも少なくありません。
こうした機能を活用することで、機器の安全が保たれているのです。

CATEGORY

ARCHIVE