2013.06.10

精密機器輸送の豆知識:意外と大切!?養生の種類

精密機器輸送では、搬出するときや搬入するときには養生が必要となります。適切な養生ができていないと、それがトラブルになることもあるのです。床や壁などにパネルやシートを設置するのが一般的です。ポリプロピレンやウレタンクッション、発泡ポリエチレンなどが用いられる事が多く、一般的な引っ越しをするときに用いられるものよりも衝撃を吸収する力が非常に強くなっているものが多いです。精密機器輸送では大型の機器を搬入することも多く、搬送している間に通路の壁や柱にぶつかってしまう可能性も否定できません。そのときの衝撃を吸収するためには、きちんとした養生を施しておくことが必要となってくるのです。建物を守るという作用も養生する一つの理由です。
精密機器輸送では、他にも様々な技術が使われていて、例えば収納物に振動が伝わらないようにするために、空気を使って宙に浮かせるような技術も開発されています。浮いていれば細かい振動は伝わりませんし、衝撃が伝わる可能性も非常に低いと言えるでしょう。精密機器輸送ではこのような技術も用いられることがあります。
場所によっては養生が難しい場合もあります。できる限りするべきなのですが、それができない場合もあります。もしもできなかった場合には、外部を養生する代わりに、緩衝材を張り巡らせた箱に収め、それを運ぶことがあります。そうすることで外部に緩衝材を設置できない場合に対応することができます。

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